2012年7月12日

背丈は低いけど芋はすくすく育っとります

毎日暑い日が続くと思ったらもう7月ですもんね。そらいろ農園、あべっちです。
この頃は畑仕事に追われて家の改装が進んでません。冬までに薪ストーブを設置したり断熱材を張らなければ息子の耳が凍傷になった恐ろしい寒さを再び体験することになります。それだけは避けなくては。

さて、今回はうちのジャガイモのお話です。ジャガイモは温暖な関東地方では植えるのも早いし成長も早いです。またそのままにしておくと暑さで腐ってしまうこともあり、7月中に収穫するのが鉄則だったのですが、高冷地長野県では8月に入ってから収穫というのがセオリーのようです。地域でここまで違うものなんですね。(更に今年は5月12日に遅霜があったこともありもっと遅れるかも…)

 20120710_153800s.jpg (JPEG 画像, 480x360 px)
こちらがそらいろ農園の現在(2012年7月10日現在)のジャガイモ(男爵)の様子です。
よく見かけるジャガイモとの違いは分かりますでしょうか?

20120710_153808s.jpg (JPEG 画像, 480x360 px)
そうなんです。背丈がとっても低いんです。
私の手のひらと同じくらいですから20cmあるかないかくらいでしょうか。慣行農法でやられてるご近所さん達のジャガイモは高いところで1m、そこまでいかなくても60cmの高さはありますからね。 それにうちのジャガイモは花が全体の10%程度しか咲きませんでした。葉の色も慣行農法では濃い緑のビリジアンですが、無肥料だと黄緑色になります。

こんな状態だと芋はちゃんと出来てないんじゃないかと思いますよね。そこで、ちょうど虫にやられすぎた株があったこともあり、3株くらいを試しに引っこ抜いてみたのです。

20120710_153606s.jpg (JPEG 画像, 480x360 px)
それがこちらです。どうでしょう。
大きいものは私のこぶしくらいのサイズに成長してました。収穫予定の8月5日までにはまだ25日あることや虫に葉っぱを食い荒らされて成長が遅い株だったことなど考えれば素晴らしいできばえだと思いました。

母(株)は自分が成長したり花を咲かせたりするよりも栄養を子供(芋)に回して出来るだけ元気な子孫を残そうとしていたわけです。晴天の空の下、そんなことを想ってちょっと感動してしまいました。

20120709_192952s.jpg (JPEG 画像, 480x360 px)
早速、待ちきれずに夜のカレーに入れて食べてみました。煮崩れしやすい男爵のはずなのですが(むしろそれを期待してたくらいなのに)、全く煮崩れしません。ぎゅっと締まった感じがします。

今回大きく育ったジャガイモを種芋にして、秋に植え付けたいと思います。
本当に楽しみです。


0 件のコメント:

コメントを投稿

ご意見ご感想、お待ちしてます。