2013年3月13日

3月10日つながるマーケットに参加しました

あべっちです。
そらいろ農園の卵,大好評,と言っていいくらい売れております。一度食べてくだすったお客さまがリピーターとなって定期購入してくれたり,おいしいからとご友人にプレゼントにしてくれたりと願ったり叶ったりの広がりをみせてます。土下座して感謝したいくらい、ありがたいことです。

 さて,先日3月10日()に上田市丸子総合体育館で行われた「第7回つながるマーケット」に友人からお声がけいただき,そらいろ農園として参加してきました。311東日本大震災のチャリティーイベントです。

第7回つながるマーケット内容|つながるマーケット
 http://ameblo.jp/tsunagaru-mk/entry-11485826872.html

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ブースの一角です。時間の無い中,奥さんが準備を頑張ってくれました。

卵は1つ50円で販売したのですが,うれしいことに数時間で売り切れました。311事故以降,放射能汚染やTPP参加(遺伝子組換え食品)で食への感心が高まっている,もしくは昔から食へ関心がある方がいらっしゃったことを肌で感じたわけですが,比較的若者ではなく40代~60代の方が多かったように思いました。

そして焼き菓子も完売。チャリティー企画とはいえ赤字にならないようにシンプルなものだけ焼いたのことでしたが,試食も用意してなかったのに。この辺りは奥さんのラッピングのうまさや見た目のおいしさのおかげでしょう。ありがとね。

贅沢なことに,2013年に入ってから奥さんの焼き菓子にはすべてそらいろ農園の平飼い有精卵を使ってます。いや,本当にこんな贅沢な焼き菓子はなかなかありません。たくさんの子ども達が買ってくれたけどその自然なおいしさに「あれ,ちょっとおいしいな」なんて思ってくれたら食育にもなるし本望です。卵を変えてからすべての焼き菓子や料理の味がワンランク上がりました。食べ物は原材料次第ってことなんですね。

会場ではいろいろな方とお会いしてお話できてたのしかったです。自然農を志す方,近場で自然養鶏をやられてる先輩などなど。こういうイベントに参加されるような方,特にこの繋がるマーケットには方向性や価値観の近い方が多いように思えました。

次回はもうちょっと自分たちの生活を安定させて,もっと人を助けられるような力をつけて,多くの食べ物で支援したいと思います。


P.S. 奥さんも今回のイベントについて記事を書いたようです。ごらんください。
ゆき坊の心地よい暮らし2: 上田市「つながるマーケット」に参加。
 http://yukiboulife.blogspot.jp/2013/03/blog-post.html

2013年3月6日

山羊のそらちゃん出産予定日まであと60日

こんばんわ,そらいろ農園のあべっちです。
たまに「あおぞら農園」と間違われますが,そらいろなのでよろしくです(笑)。

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さて,山羊のそらちゃん出産予定日まであと60日となりました。 いや~,何の準備もしてないのですが大丈夫なのでしょうか。大きくなってきたお腹がとても重たいようでこの頃は座ってばかりいます。鳴いて暴れてどうしようもなかったおてんば娘のそらちゃんですが,妊娠してからはとってもおとなしく,いやおしとやかになりました。これからママになることを自覚してるんですね。

私の弱々しい知識の話で恐縮なのですが,山羊は一度の出産で1頭~3頭の子どもを産みます。生まれてきた子がメスなら家族の一員になってもらいます。メスなら商品価値も高いので引き取ってもらうときも里親を探しやすいでしょう。

でももしオスだったら…そのときは可哀想だけどお肉にして食べさせてもらうと思います。今の時代,抗生物質や薬剤フリー,そして放射線フリーの安心安全な食料は貴重です。涙が出るくらい残酷な瞬間になるでしょうが,きっと私達家族は今よりもっと食べ物や地球上の命に感謝出来るようになってると思います。

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笹の葉をほおばるそらちゃん。ここ数日,バイト帰りに自転車で荒れた竹林から4m程の竹をひぃひぃ言いながら持って帰ってます。1日2本持ち帰れば30日で120本の2m支柱になります。竹の葉は山羊の餌になり,枝は良く燃える焚付けに。自然に寄り添った生活をすればするほど,自然は豊かな恵みを分けてくれます。


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日だまりの中,そらに笹の葉をあげるゆき坊さん。
そらも奥さんもやさしい目をしてます。

あと60日。まだ先は長いですがその日は必ずやってきます。2年前に本で牛乳の怖さを知って以来,ミルクとチーズの自給は私の夢でした。私はタバコも酒も博打もテレビも新聞も雑誌もやらず,携帯電話も月のお小遣いも無く,最近ではインターネットすらもしなくなってきた地味でつまらない人間ではありますが,毎日夢に近づいてるこの生活がたのしくて仕方ありません。神様とそら様,どうぞこんな私に山羊ミルクをおわけくださいませ。

では皆様も果物をたくさん食べて風邪などひかぬよう,ご自愛ください。
来る春を楽しみましょう。

2013年3月2日

にわとりさんの卵とごはんのおはなし

信州長和町に家族で移住してきましたあべっちです。そらいろ農園の自然卵の売れ行きは12月に産み始めてくれて以来,今のところ売れ残りがないわけで順調です。毎週定期購入して下さる方やリピータの方,応援して購入して下さってる皆様のおかげです。人と鶏さんに感謝です。

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うちのにわとりさんたち。小屋の4面が網という,絶好調に風通しの良い環境で暮らしているので寒さは大変だったと思います。でも風通しがよいからこそ小屋内に病原菌が溜まりづらく,夏から1度も病気にかかることなく,全員無事,極寒だった今年の長野の冬を健康に乗り越えました。

ちなみにゲージ飼いの鶏はもちろん,平飼いや放し飼いの鶏達ですら,病気にならないように「抗生物質」や「ワクチン」を定期的に食わせたり予防接種の注射をしてます。市販の卵や鶏肉で抗生物質や薬剤「ゼロ」の商品を探す方がむずかしいでしょう。ふふふ。

そらいろ農園の鶏達にはもちろん一切使用しておりません。免疫力で勝負してる健康な鶏達には使う必要がないんです。薬や消毒で押さえつければ一時的な予防やリスク回避にはなりますが,自分で自分の体を守ろうとする免疫力はどんどん低下していきます。免疫力が低下した弱いカラダは薬や消毒が必要になる,と悪循環を猛ダッシュ。今の農業の姿みたいですね。使用すれば畑に使う鶏糞にはもちろん,卵にだって残留しますしね。毎日卵を食べるだけで病気でもないのに毎日抗生物質を飲んでることになってたり…ね。

さてさて,この辺りで気になる最近のにわとりさんたちのごはんの紹介です。
(2013年2月24日の朝に撮影)
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右側はたっぷりの青野菜。この頃手に入るのはカブ,キャベツ,白菜です。もう毎日めいっぱいあげてます。固い茎の部分が凍ると食べてくれないこともあったのでそんな日が続く場合は薪ストーブの上で火を通してからあげるとよく食べました。

左側は自家製の米ぬかおから発酵飼料。家から出る毎日の野菜クズやごはんの残りやパンくず,卵の殻も入ってます。寒さで発酵中の飼料が凍ってしまうような日は煮たものを混ぜて温度を上げ,再発酵&解凍をうながします。いや~,寒冷地ならではの苦労がありましたね。

食べてる食べ物って大事なんです。下手な例え話ですが,「昨日食べすぎたチョコで新米ママの母乳がドロドロになって乳腺が詰まってしまう」ことがありますよね。思い起こせばうちの奥さんも苦労してましたもの。乳の味や成分は母親が食べたもので決まるんです。鶏の卵も同じでごはんが直接,味や内容に影響してくるんです。だからおいしいごはんを食べてる鶏の卵はおいしいんです。

1日20個限定のそらいろ農園の卵,1つ50円(20個以上だと1つ40円)。有精卵で抗生物質と薬剤フリーの時点でこの値段では売ってません。といいますか趣味で飼っている方以外で抗生物質と薬剤フリーの卵は売ってないと思います。卵を買ってる業者に聞いてみてください。…そんなわけでそらいろ農園の卵,石けんやおいしい焼き菓子とご一緒にお買い求め下さい(笑)。

あ,そうそう,肉の自給の第一弾として鶏さんを食べる準備を始めましたんですよ。昔,鶏を絞めたことがあるなんて方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?今日でこたつで有精卵を温めて今日で9日目。あと12日でちゃんと生まれてくれるかは分かりませんが,これも今の薬剤まみれの激安鶏肉生活から一気においしくて安全な鶏肉を食べる生活へステップアップするためです。

鶏になった気持ちで今日も1人,コタツの中の覗いてみては卵を転がすのです。