2013年8月21日

そらいろ農園の夏野菜販売中です!

信州そらいろ農園のあべっちです。
おいしいものいっぱいな夏を満喫しております。この夏をずっと待ってたんだもの。

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そんなわけで夏野菜がたっくさんとれております。「たくさん」といっても農薬や科学肥料を使う農法の1/10程度だと思われます。でもでも、それは自分で選んだ道、量が少なくてお金にはならなくても、この絶品野菜は「しあわせそのもの」なんです。

 
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野菜を使った冷やし中華でございます。トマトは酸味が絶品です。本当においしいトマトは塩も要らないことを知りました。キュウリもナスもしっかりとそれぞれの味がします。トマトの品種は世界一トマト、キュウリは地売胡瓜、茄子は早生真黒茄子、卵はゴトウのもみじの有精卵です。掛合わせたその場限りのF1種ではなく、種取りが出来る固定種です。

さて、どうしてそらいろ農園の野菜はおいしいのでしょうか。私はそこにこだわりと物語があるからだと思ってます。この程度のこだわりは私としてはまだたいしたことはないと思っているのですが、よそ様と比べたときに、実はものすごいこだわりであることに気づかされます。あはは。。だから赤字なんですね。(>o<)/コラー

そんなそらいろ農園の野菜作りのこだわりをまとめて書いてみました。
卵や焼き菓子、石けんやシャンプーなどとご一緒にいかがでしょうか?
おいしいものが大好きなみなさまからのご注文、お待ちしております。


■堆肥、肥料のこだわり
全国99%以上の農家はホームセンターや家畜屋さんから堆肥を買ってきて畑に使っているのですが、そらいろ農園では自分たちで世話をしている山羊や鳥の糞を積み上げて堆肥と肥料を作っております。ええ、この時点でかなり希少な存在です。

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・「自家製」の平飼い鶏糞堆肥、「自家製」の山羊糞堆肥は抗生物質フリー
・おからと米ぬかを発酵させたぼかし肥料を自作
・その他の落ち葉堆肥や籾殻堆肥も自家製
・ミネラルや土壌改良用の「籾殻くん炭」も自家製
・化学肥料はサプリメントのようで味気ないので不使用


■種から育てる、種を取るというこだわり
種の取れないかけあわせのF1種と固定種の違いはご存じでしょうか?そらいろ農園では出来るだけ固定種の栽培に力を入れてます。種を取り、種から育てるわけです。苗を買ってきて植えるだけの農家もあるわけですが、それだとその苗はもう消毒されちゃってる可能性もあるんですよね。だから私は固定種にこだわりたい。楽しいですよ、種取り。


■野菜作り資材のこだわり
使ったらとても便利なビニール素材。草刈りの大変さを考えると喉から手が出るほど使いたいです。…だけど石油由来のものは土に戻るまでに時間がかかるし、使用後にゴミとして捨てるのもエコじゃないですよね。だから使いません。天然素材は虫や微生物も元気にします。何よりプラスチック素材のない畑はきもちいいです。
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・畑に残ってしまうビニールマルチを使わない
・ビニールトンネルも益虫が入ってこられないので不使用(※1)
・支柱には土に戻る竹竿を近所から刈り取ってきて使用(※2)


■無農薬へのこだわり
「農薬や消毒を使う」という考えが脳内に1mmも無いので、使おうかどうかを悩んだことはありません。殺虫剤が人間の体に良いわけがありません。「この種類の草だけを殺す」だの「害虫だけを殺す」だのそんな物は存在しません。必ず他にも影響してしまいます。微生物は土を豊かにしてくれ、虫は受粉を手伝ってくれ、暮らしの中では糞尿を土に落としてくれる。有能な彼らと一緒に生きていきたい。だから無農薬で良いんです。

・出来るだけ草と虫を生かして野菜を育てる (※3)
・木酢液もあまり効果が無いのでもう使わない→よもぎ発酵液などを試してみたい


※1…育苗のビニールトンネルにはビニールを使用してます。寒いので。
※2…今現在所有しているビニール支柱は壊れるまで使います。捨ててもゴミになるだけだしね。
※3…草は刈ります。必要な部分は残します。害虫も見つけたら捕殺します。


まだまだ下手くそ農家ですが、でも信念を貫いて楽しみながらがんばりま~す!